MRI検査は磁石と電波によって画像を得るため、CT検査のように放射線による被曝がありません。骨や空気による画像への悪影響が全く無いため、頭蓋骨に囲まれた脳や脊髄などの診断に適しています。 さらに薬 (造影剤) を使わずに主な血管の画像が簡単に得られ、脳の断面像もＣＴ検査より高精細な画像が得られます。
当院では最新のオープン型MRIを備えており、短時間での撮影が可能です。脳だけの撮影では１０分程度で、血管の評価まで行っても20-30分程度で撮影できます。（ただし検査内容により差が生じます。）広く開放した環境で検査が受けられるので、狭いところが苦手な方や小児やお年寄りなどMRI検査が苦手な方にも配慮しています。さらにオープン型MRIは左右が開いているので、トンネル型と異なり検査時に付き添いの方も入室できます。密閉されていないため、MRI特有の検査時の騒音も小さいのが特徴です。
また、頭部だけでなく脊髄の撮影も可能で、腰痛の原因となる椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折の診断も可能です。